山歩きとウォーキング

私の山歩き・リハビリ登山

特発性器質化肺炎で退院後の山歩きを「リハビリ登山」と名付けた。山歩きが特発性器質化肺炎のリハビリと言えるかどうかは判らない。しかし自分ではそのつもりで山歩きをしていた。私の趣味は以前から登山や山歩きなのです。またウォーキングは健康のためと登山のトレーニングとして行っている。実は月に2~3回の登山を行い毎日ウォーキングしていて特発性器質化肺炎を発症した。それなので登山やウォーキングをすることで特発性器質化肺炎が良くなるとは思っていない。ただ歩くことが好きで、ウォーキング自体は体にいいことなので行っている。私の場合は息苦しさなど全く感じないのでウォーキングや登山ができる。適度な運動をすることでストレスが解消でき、免疫力を高める効果があると思う。しかし息苦しさを感じる場合はウォーキングや登山などを控えるのは当然のことである。無理して行うのは治療のためにもよくない。

間質性肺炎とリハビリ登山

  • 退院後の初登山(丹沢・弘法山~高取山~大山阿夫利神社下社)
    平成27年4月17日(木):特発性器質化肺炎になって現在治療中だが、「体力はどの位落ちたのだろうか?」と思う。それを確かめるには山歩きをすれば一番わかる気がした。そこで季節も良くなってきたので近場の山へ登ることにした。天気が良さそうなので退院以来、山らしい山に妻とともに始めて登る。秦野駅北口から歩き始めて展望台のある権現山へ登り、弘法大師像が御開帳されている弘法山へと歩く。路端のホタルカズラを見ながら善波峠を経て念仏山に登る。急登を1時間余、白い電波塔のある高取山で昼の休憩を取る。一旦下ってから防火帯の尾根を登り蓑毛越へと達する。ここからは山腹をたどるトラーバース道になる。20分ほど歩くと向こう側に神社やケーブルカーが見えてきた。やがて大山阿夫利神社下社に到着する。写真などを撮りながら歩いたので、コースタイムはほぼ標準時間通りに歩けた。また酸素濃度は休憩時94~97%、登りの途中では92~94%程度であった。登っている際は特に息苦しいということもなく、病気前と同様に普通の状態であった。自宅に帰ってからも特に疲れたということもなく病気前と変わらなかった。今回の登山で肺の機能は特に落ちたという感じはなく、体力に少し自信が取り戻せたのが良かった。

    コースタイム(赤字:実測、黒字:標準) 歩行5時間5分(標準4時間45分)、距離12.4km、累積の登り1210m、下り609m  小田急線秦野駅8:27→(55分、50分)→9:22権現山9:32→(16分、15分)→9:48弘法山9:58→(22分、20分)→10:20善波峠→(35分、35分)→10:55念仏山11:05→(1時間5分、1時間)→12:10高取山12:50→(1時間22分、1時間15分)→14:12蓑毛越14:20→(30分、30分)→14:50大山阿夫利神社下社(ケーブルカー)15:20~追分駅→大山ケーブル、バス停(バス)~伊勢原駅
    パルスオキシメーターで酸素濃度計測(黒:休憩時、赤:登りの途中) 秦野駅(96)→(93)→権現山→(97)弘法山→善波峠→(93)→(96)念仏山→(92)→(94)高取山→(94)→蓑毛越→(94)→阿夫利神社下社
  • 山歩き、その2(日影沢林道~小仏城山~南高尾山稜)
    平成27年4月24日(金):前回に引き続き妻と共に山歩きをする。今回は前回より距離は長いが、累積の登り下りは少ない。日影沢林道では道脇に咲く花や、沢の流れを見ながら歩く。気温が高いので汗が流れ出るが、風が爽やかで心地よい。前回と同様に登りは特に変わらず、帰宅後も、また翌日も疲れは感じなかった。
    コースタイム(赤字:実測、黒字:標準) 歩行4時間50分(標準5時間20分) 、距離15.8km、累積の登り(概算)約935m、下り:約964m JR中央線高尾駅(バス)~9:32日影バス停9:40→(1時間25分、1時間40分)→11:05小仏城山11:45→(45分、40分)→12:30大垂水峠→13:04大洞山13:14→13:42中沢峠13:52→14:03見晴台14:08→14:28西山峠14:33→(47分、35分)→15:20梅ノ木平→15:40清滝駅→(そば処高橋家)→京王線高尾山口駅
    パルスオキシメーターで酸素濃度計測(黒:休憩時、赤:登りの途中) 日影(94、脈拍85)→(91)(90)→(94)小仏城山→(92)→大垂水峠→(90、脈拍150)(91)→(95)大洞山→(95)中沢峠→(96)見晴台→(平坦地94)→西山峠→(96)清滝駅
  • 山歩き、その3(扇山南尾根~扇山~大野貯水池)
    平成27年5月10日(日):前回通院時に登山時の脈拍のことで先生に注意された。 そこで今回の山歩きでは脈拍と酸素濃度が予定範囲内になるように調整しながら登った。まず脈拍は130を越えないように、酸素濃度は92を下回らないようにする。時間をかけてゆっくり登り休憩も頻繁に取る。登りは標準1時間20分のところを1.5倍の2時間かけて登った。このため何時もに比べかなり楽に感じた。登りは脈拍、酸素濃度を10分おきに測った。
    コースタイム 歩行4時間30分 距離14.7km 累積標高1,113m -1,364m JR中央線鳥沢駅(バス)9:00~9:15梨ノ木平9:22→9:30南尾根登山口→ツツジ群生地→11:20扇山12:10→12:30鳥沢駅分岐→道間違いで矢坪の桜窪バス停前に出る→車道(県道30号線)→14:12安達野→14:40(大野貯水池付近で休憩)15:05→大野貯水池前→15:45四方津駅前→コモアしおつ→16:16四方津駅
    パルスオキシメーターで酸素濃度計測(黒:脈拍、赤:酸素濃度) 梨ノ木平→南尾根登山口(100、95)→(登り:125、95)(138、93)(126、92)(130、92)(126、94)→扇山→(下り:110、95)(117、94)→安達野→(平坦地:106、95)→四方津駅
  • 山歩き、その4(箱根・金時山)
    平成27年5月26日(火):箱根・金時山に妻と行く。前回同様登りは脈拍と酸素濃度が予定範囲内になるように登る。しかし登りながら測るとどうしても予定値をオーバーしてしまいがちだ。そんな時は一息入れてからまた登って行く。標準で1時間30分のところを1時間50分かけて登った。
    コースタイム(標準:4時間15分) 歩行4時間40分 距離10.1km 累積の登り682m 下り-1,000m JR東海道線、小田急線小田原駅(バス)8:30~9:17仙石9:20→9:32登山口→10:05矢倉沢峠10:15→11:23金時山12:30→14:55車道→15:32JR御殿場線足柄駅
  • 山歩き、その5(丹沢・三ノ塔)
    平成27年7月26日(日):丹沢・三ノ塔へ妻と行く。7月10日の前回通院時に主治医の女医先生から「無理をしない範囲で登山をしてもいいですよ」とのお許しが出て、どこへ行こうかと考えていた。前回の金時山からは2か月のブランクがあるし、あまり遠くへは行きたくはない。そこで近場の丹沢・三ノ塔へヤビツ峠から登ることにした。下界は35℃を超す暑さであったようだが、ヤビツ峠からの車道は30℃、表尾根の中腹では25℃、三ノ塔の山頂では28℃で日陰のところでは風もあり涼しかった。登りではなるべくゆっくり登り、休憩時間も多く取った。しかし、登りや下りでは大変な汗をかき、水分も1.5リットル補給した。
    コースタイム (標準:3時間40分) 歩行4時間20分 距離10.15km 累積標高823m -1,280m 小田急線秦野駅(バス)8:55~9:30ヤビツ峠9:35→10:05登山口→(休憩30分)→11:38二ノ塔11:50→12:12三ノ塔12:55→(休憩30分)→15:50大倉(バス)~渋沢駅
  • 山歩き、その6(丹沢・日向薬師~日向山~順礼峠~白山)
    平成27年9月23日(水):丹沢・日向薬師~日向山~白山へ妻と行く。8月7日に特発性器質化肺炎の再発が有ったので山歩きは自重していた。しかし9月18日の通院で肺の影はすっかり消えていたので軽い里山歩きをすることにした。軽く汗はかいたが、意外とロングコースになり5時間ほど歩いた。田園地帯・低山・丘陵地帯と変化があり久しぶりに楽しめた。
    コースタイム 歩行5時間 距離10.5km 累積の登り841m 下り-875m 伊勢原駅(バス)8:33発~8:58日向薬師9:02→彼岸花群生地散策→9:30日向薬師→10:16日向山10:26→10:50見城山11:00→11:34七沢温泉→12:15順礼峠12:40→13:33物見峠13:38→13:50むじな坂峠→13:10白山13:30→14:52長谷寺→15:15飯山観音前バス停(バス)~本厚木駅
  • 山歩き、その7(甲州アルプス・牛奥雁ヶ腹摺山~小金沢山)
    平成27年10月12日(月):甲州アルプス・牛奥雁ヶ腹摺山~小金沢山へ妻と行く。紅葉を目当てに比較的軽い山を選んだ。登山口から牛奥雁ヶ腹摺山にかけてはやや急な登りもあり汗をかく。風は冷たかったが天気が良く展望に恵まれ気持ちよく歩けた。
    コースタイム 歩行5時間 距離9km 累積の登り903m 下り-704m 甲斐大和駅(バス)8:10~8:38すずらん昆虫館前8:45→9:35登山口→10:55牛奥雁ヶ腹摺山11:20→12:05小金沢山12:25→13:15狼平13:30→14:00石丸峠→14:34林道→14:52小屋平(バス)14:08~甲斐大和駅
  • 山歩き、その8(富士山周辺・鉄砲木ノ頭~高指山~富士岬平)
    平成27年10月25日(日)、富士山周辺・鉄砲木ノ頭~高指山~富士岬平へ妻と行く。今日は快晴だが強風で風が冷たい。距離はやや長いが比較的緩やかな山でススキと始まった紅葉が楽しめた。
    コースタイム 歩行4時間40分 距離12.14km 累積の登り821m 下り-730m JR御殿場線駿河小山駅(バス)8:45~9:10明神峠9:15→9:48車道→10:13三国峠→10:40鉄砲木ノ頭11:15→12:12切通峠→12:50高指山→13:10富士岬平13:25→13:40高指山→平野分岐→14:43平野(バス)~旭日丘(バス乗換)~御殿場駅
  • 山歩き、その9(中央沿線・石老山)
    平成27年12月19日(土):中央沿線の石老山へ妻と行く。11月27日に皇太子殿下が石老山に登られた影響からか、相模湖からのバスも山頂もかなりの賑わいだった。12月後半ともなり日差しはあれど風は冷たい。2か月ぶりの山歩きだったこともあり、ゆっくりペースで歩いた。
    コースタイム 歩行4時間 距離8.54km 累積の登り773m 下り-751m JR中央線相模湖駅(バス)~9:16石老山入口→9:33石老山登山口(相模湖病院前)→9:52顕鏡寺→11:30石老山11:45→12:40大明神展望台13:05→14:05プレジャーフォレスト前(バス)14:23~相模湖駅
  • 山歩き、その10(秦野・震生湖~渋沢丘陵~頭高山)
    平成28年1月15日(金):今年初めての山歩きは近場の渋沢丘陵を妻と歩く。天気はまずまずで風もほとんどない。コースはやや長いが起伏が緩やかなので楽だ。
    コースタイム 歩行3時間50分 距離12.2km 累積の登り543m 下り-464m 小田急線秦野駅9:17→今泉名水桜公園→10:30震生湖→栃窪→12:20八重桜の里(休憩)12:35→頭高山→13:30手打ちそば処くりはら(昼食)14:00→14:20渋沢駅
    その後も山歩きは月に1回程度、楽しんで継続しています。

ウォーキングと脈拍(心拍数)、酸素濃度(酸素飽和度)

ウォーキングのすすめ

毎日のウォーキング ウォーキングのすすめ

  • 平成27年4月28日(火):退院後はほとんど毎日のようにウォーキングをしている。最近では昼と夜に合計8km強・1時間30分程度は歩いている。前回の通院時に先生から、脈拍が150にもなるような登山は心不全の危険があるので、「しないように!」との注意を受けてしまった。そこで、普段のウォーキングで脈拍と酸素濃度がどの程度かを、今後の参考のためにも確認してみることにした。今日は両足首に2kgづつの重りを付けて、近くの遊歩道を速歩ウォーキングした。距離は3kmで30分である。その結果、歩行中の脈拍は90~105、酸素濃度が95~96%であった。
    安静時(脈拍:70、酸素濃度:96%)、スタート時(80、96%)、歩行中1(97、95%)、歩行中2(102、95%)、歩行中3(95、96%)、歩行中4(90、96%)、歩行中5(104、95%)、歩行中6(105、95%)。
  • 平成27年5月22日(金):この病気になる前は朝晩で合計10km、約2時間のウォーキングをしていた。退院後のウォーキングは徐々に距離を増やして、最近では1日8kmほどを歩いている。そこで退院から4ヶ月になるので、今日からは以前と同じ距離の10kmを歩くことにした。ウォーキング中、午前10時半頃ふと空を見上げると太陽の周りに大きな虹の輪がかかっていた。太陽の日傘この現象は日暈(ひがさ)というそうだ。上空の薄雲に含まれる小さな氷の粒が、プリズムのような働きをして虹の輪が現れる。今日はこれが広範囲に見られたようで、1時間近くのウォーキング中も続いていた。しかし、遊歩道でも日中の日なたは30度近くになり暑い。明日からは比較的涼しい朝の内に歩こうと思う。
  • 平成27年7月31日(金):朝晩近くの緑道(遊歩道)を10kmほどウォーキングしている。朝は一人で約4.7km、夜は妻と二人で約5.3km歩く。登山やその他の歩行も含めて一日どの位歩いているのか、7月だけ記録してみることにした。目標としては一日一万歩以上で、10km程度は歩きたいと思っている。そのため朝の場合は小雨の時でも傘をさして歩いている。
    7月のウォーキング集計結果は「1か月の総歩行数:42万8900歩」「1日平均:1万3800歩」。「総歩行距離:333.46km」「1日平均:10.76km」だった。また、歩行時間は1kmを11分程度で歩くので総歩行時間はおよそ61時間、1日平均2時間程度だった。

次ページ:リンク集